トクホ(特定保健用食品)
トクホの認可にかかわる動物実験
特定保健用食品(いわゆる「トクホ」「特保」)の認可を得るためにも動物実験が行なわれています。認可を得ようとする食品の特性などによって違ってくるようですが、標準的には、主に下記のような試験が必要です。
健康食品として怪しげな商品が出てくるので、科学的根拠をもって健康食品にもお墨付きを与えようという考えで始まったのがトクホだと思いますが、結局このような実験を行ってトクホの名の下で利益を上げることができるのは大手企業だけです。制度そのものの見直しが必要だと思います。
■動物実験(前臨床試験:人での臨床試験の前に行なう、動物を用いた試験)
・単回投与毒性試験(1回のみ大量投与)
・反復投与毒性試験(約1ヶ月~1年の反復投与)
・変異原性試験[Ames試験](細菌を用いて遺伝子の突然変異を調べる)
■ヒト試験(臨床試験、治験)
・用量設定試験 : ヒトを対象とした用量設定試験
(作用していると思われる成分の量の差によって効果に違いがあるかの確認)
・過剰量摂取試験 :
ヒトを対象とした過剰摂取における安全性確認試験
(1日所要量の約3~5倍の過剰量を短期間摂取する)
・長期摂取試験 : ヒトを対象とした長期安全性確認試験
(長期にわたり1日所要量を摂取する試験)
・有効性確認試験 :
効能の対象となる症状の境界域の被験者で、有効性認められるかどうかを確認する




